「東京女子医大の看護師が400人退職」とニュースで報じられました。
コロナの影響で全国的にクリニックを含め、病院の患者数が大幅に、急激に減少して
数ヶ月経過している。私の知るクリニックでも途方にくれている開業医は多い。
『いけざわさんところはぜんぜん減ってないでしょう?』と言われますが
モチロン減っておりますよ!
6月末前後は賞与についてのお問い合わせをいくつか受けました。
当クリニックは2割減で支給いたしましたが
払わないとみんなやる気もでないし、退職されたら困ると
前年度に比べて3割減、半分、というクリニックが多かったです。
そして、今、まさに報じられている東京女子医大のボーナスなしのニュース。
「私達がやってきたことに感謝すら感じていないのだと思い、涙がでる」
「どこまで頑張る職員を侮辱し、痛めつければ気が済むのか?」
労働組合は生活に対する不安と大学当局に対する不信の声が多く寄せられているとのこと。
大きな企業では職員に対する感謝は=「給与」「賞与」。
院長が職員ひとりひとりに対して
『ありがとう、あたなのお陰で患者さんは安心して入院できる
オペもできる、あなたがいなければ病院の正常な運営はできない』そう感謝を
述べ伝えることは不可能だ。
しかも院長だって、雇われなのだから一生を捧げる自身の病院という意識は
そこまでないだろう。
東京女子医大は年間300人の看護師が入れ替わるから大したことでもない、と記事にあり、
病院経営において、大病院とクリニックでは比較できないところ。
しかし、率直にクリニックで良かったと思うのは職員に「感謝」が伝え易いという点。
賞与の前には職員面談があり、ひとりひとりと向き合う時間がある。
今回も
「患者さんが減ったが頑張ろう、これからも宜しくお願いします」と伝えた。
お金で伝える、言葉で伝える、態度で伝える
伝える方法はさまざまだが
言葉の力を信じたいですね。