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他受診かもと思ったら

小児科を受診しても、これは皮膚科紹介、とか
眼科紹介になることは珍しくありません。
子どものことはとりあえずわからなければ小児科受診で構わないのですが、
やはり他の病院を紹介になるのでしたら、一刻も速い方が良いですよね。

その際、気をつけることとして

1、問診を取ったナースは迅速に報告し
2、なぜ迅速に対応しているのか保護者に説明
3、周囲の患者さんにも簡単にでも説明

この3つが基本です。

つい先日の事例を一つ

(事例」男児9ヶ月
保護者が抱っこしていた際、保護者自らが背中から転倒し、子どもを庇おうとしたが
子どもも背中から反り返った。その後歩き方がおかしい、ハイハイがおかしい。

看護師は「整形受診かも?」と、保護者に当院でもレントゲン撮影は可能だが
何方向からも撮影する可能性が高い為、整形受診が望ましいと考え、トリアージし
医師に報告。最速で診察し、整形紹介に至った。

この際、周囲の患者様に説明して理解を得ることが大切である。

結果として患児は大腿骨骨折であったが
迅速に対応してくれたことで後日お礼のメールが届いた。

以前の失敗例として、歩行困難な小児を無理に歩かせて診察室に誘導したことがあった。
このような場合も、車から降りれないほどの重症なら、医師が玄関先まで出向き診察して
紹介することも可能。
いかに患者さんの苦痛を最小限にするか、他科受診の際は見極めること、スタッフの連携が必須である。